1000回読んだ、狭くても素敵に暮らすためのインテリア本ベスト5

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1000回でも、この5冊をおすすめしたい人

インテリアや家が好き
・家が、もう少し広いといいなと思っている人
・少ないものでシンプルに暮らしたい、ミニマリスト
・狭くても、快適に、素敵に暮らす方法を探している人


東京で暮らしていると、常にスペースとの闘いになりますよね。私も、仕事や学校、利便性、好みなどから都心のマンション暮らしをチョイスした時点で、もう2 ,30年も、狭い、ミニマムなスペースで、どう快適に、素敵に暮らすかをずっと考え続けているわけです。
その中で出会って、本当に1000回くらい愛読しているのがこの5冊。
私は、家は小さめな方が管理が圧倒的に楽ですし管理コストも低いのでいいと信じています。そして、狭いスペースでどう工夫して快適に、素敵に暮らすかを考えるのは、とっても楽しいこと。そんなタイプの人には、必ず役立つ5冊だと思うのでご紹介します。

夢と実用性が詰まった、テレンス・コンラン『スモールスペース』

圧倒的に美しい写真で、イマジネーションを広げてくれる名著ならこの一冊です。

『スモールスペース』

かつ実用的なヒントもたくさん。テレンス・コンランの本は数冊持っていますが、中でもこれは、20年で1000回は開いたと思う。
海外の家ばかりですが、日本の住宅事情と近いような狭さでも、こんなに素敵なんだ!というセンスと工夫に溢れた空間づくり。仕切りの少ない間取りや、吹き抜けの解放感、窓からテラスに広がる空間。収納や省スペースの工夫。そして小さな家でも、いい素材を使ったり美しい家具を置くことで豊かさが生まれる。
家好き、インテリア好きなら、何度でも眺めたくなる一冊です。

快適な空間作りの考え方を教えてくれる『住宅・インテリアの解剖図鑑』

空間作りは、なんとなくやるのではなく、部屋をどう使いたいか、何をしたいか、そのためにどういう方法がいいのか、押さえるべきポイントはどこか、考え抜くことで快適さが生まれる。その考え方を教えてくれるのが、

住宅・インテリアの解剖図鑑』

例えば、「狭くすると家事は楽になる」に励まされ狭い空間での楽な家事の仕組みを考える、「使いやすいキッチンの黄金寸法」のcm単位での説明でキッチンのどこに何を置くか考え、建築家ペリアンの狭いけれど「生活感がないことで居心地良く人が集まるリビング」を参考に家具を配置し、「玄関の実用的なアイストップとしてのチェスト」の提案に玄関のインテリアのヒントを得る。
筆者の松下希和さんは一級建築士なので、アイディアは全て、ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトといった有名建築家やデザイナーからヒントを得ています。近代建築の巨匠たちの住宅についての知恵を紐解きながら読むのもまた楽しみの一つです。

住宅・インテリアの解剖図鑑

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住宅・インテリアの解剖図鑑 [ 松下希和 ]

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家は小さめがいいと確信させてくれる『片付けの解剖図鑑』

同じエクスナレッジ出版、建築家の鈴木信弘さんによる、片付けと「心地よい住まいを作りだす仕組み」の本。まず「家は少し小さめが良い」というコラムが大好き。そしてそれを確信させてくれる、片付けや収納の的確な仕組みの話。

『片付けの解剖図鑑

そもそも「片付く家」とはどんな家なのか、「すべての物には住所がいる」(ないから散らかる!)、「リビングのテーブルにモノが溜まるのはなぜか」、「収納は奥行きと配置で毒にも薬にもなる」、「無理して大きなソファを置くより一人掛けソファ」の方が理にかなっている、など、目から鱗、深く納得の知恵が満載。何度でも読み返してしまう。
家は、広さではなく、むしろ設計や家具の配置で、快適さや広々した感じを作ることができる。そう確信させてくれる本なのです。

片づけの解剖図鑑

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『モダンリビング 40坪の邸宅』で最近のトレンドを知る

モダンリビングは、数ある住宅・インテリア雑誌の中でも、建築、インテリア、写真のクオリティの高さ、情報量の多さで、見応え、読み応えあり。豪華な家が多くて、うらやましくなりすぎることもしばしばですが、拙宅に生かせるヒントもたくさん。だから、ほとんど全ての特集を、Kindelの電子版やKindle Unlimitedで繰り返し見たり読んだりして楽しんでいます。
狭くても快適に暮らすためなら、この特集。

『モダンリビング 40坪の邸宅』

40坪が狭いかどうかは、人それぞれの価値観ですが!
小さい家のための、最近の設計や空間作りのトレンド、新作の家具や新しいショップの情報なども得ることができるのは、雑誌ならでは。

モダンリビング(MODERN LIVING) No.250 (2020-04-07) [雑誌]

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シンプルに暮らす理想の家『Finn Juhl and His House』

最後のおすすめは、デンマーク近代家具の巨匠、フィン・ユールの自邸の本。

『Finn Juhl and His House』

全然狭くはないのですが、巨匠にしてはどでかい豪邸でもなく。狭くても真似できそうな、シンプルな家、シンプルなインテリア。いつかはこんなスタイルで暮らしたいと、何度でも憧れる家なのです。
いかにも自慢げなげきらびや空間ではなく、自身や家族がくつろぐための温かみのある家、かつ家具やアートの美を慈しむインテリア。でかいほどいいというような思考の家でもなく、程よいスペースの心地よさが感じられる家。
おそらく、近代の北欧の家具、デザインのそういった哲学が、今の日本の北欧インテリアブームに結びついているのだと思います。フィン・ユールに限らず北欧デザインの真髄は、狭くても素敵に暮らすためのヒントがたくさんあるのだと感じています。

Finn Juhl and His House

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