1000年の香り、松栄堂の二条は小さな個室に静謐をもたらしてくれる

Interior goods

 

大好きなお香を、トイレで焚く理由

 私はしめやかなお香の香りが大好きなのですが、けっこう苦手な人も多いように感じます。部屋で焚いていると、家に遊びに来てくれた友達にも好きじゃない人がいたり、子供は苦手だったり。
 だから部屋ではなくて、誰もが短時間いるだけの一番小さな個室、トイレで楽しむことに。1000年を超える歴史を持つお香の落ち着いた香りは、トイレを静謐で優雅な空間に変えてくれる。来客前などに一本焚くと、ほのかな残り香が翌日まで続くのもまた良いのです。
 お香は飛鳥時代に仏教と共に大陸から日本に伝わったそうですが、約1000年前の平安時代には貴族が生活の中で、部屋や衣服への移香を楽しむようになったそう。
 お気に入りは京都の老舗、松栄堂二条。お香の香りは焚いてみないとよくはわからないし、いろいろ試しはしましたが、二条はたまたま出会った香り。昨年、京都を訪れ、そのホテルのロビーで焚いていて気に入りホテルの方に尋ね、そのまま京都の松栄堂 京都本店 薫習館で買って帰りました。白檀ベースの伝統的な香りで、ひと匙の華やかさもありながら気持ちの落ち着く香り。
 香炉や香立を選ぶのも楽しみ。私は頂き物のシンプルなものを長く使っていますが、そろそろいいものが欲しいなと探しいてます。

白いトイレの’インテリアになので、白の香炉が馴染みます。私は放っておいても安心な香炉が好き。

京都の老舗、薫玉堂、東京の日本香堂も、御用達

どちらも東京でも求めやすい、好きなお香やさんです。今はたいていの京都の老舗のものは東京で購入できますが、やはり時々は京都を訪れ、ゆっくりお香を探すのは楽しいものです。

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